超我の奉仕 Service Above Self

超我の奉仕 Service Above Self

ロータリーの標語である「超我の奉仕」は、120万人以上の会員を誇る組織の人道的精神をよく言い表しています。またロータリアン同士の親睦と、有意義な社会奉仕や国際奉仕プロジェクトは、世界中でロータリーの特徴となっています。
ポートランドで開催された第2回大会で、ミネアポリスのB・フランク・コリンズは他人のために尽くす意義と重要性を説き、RCは“Service,Not Self”を根本精神としなければならないと強調しました。
その後、この標語は“Service Above Self“と修正、1950年ロータリーのモットーとして公式に採用され1989年規定審議会によりロータリーの第1標語に指定されました。

ロータリーの5つの「奉仕部門」は活動を導く指針となっています。

【クラブ奉仕部門】
クラブ奉仕を通じて、会員が楽しみ、末永い友情を築くとともに、クラブのスムーズな運営を促進します。

【職業奉仕部門】
職業奉仕を通じて、自分の職業スキルを奉仕に生かし、あらゆる行動における高潔さを推進します。

【社会奉仕部門】
社会奉仕を通じて、地元地域のニーズに取り組み、長期的な改善をもたらすために地域の人々とともに活動します。

【国際奉仕部門】
国際奉仕を通じて、世界中の人道的ニーズに取り組み、世界理解と平和を推進 します。

【青少年奉仕部門】
青少年奉仕を通じて、青少年や若者たちとの活動を行い、次世代のリーダー、時代の先駆者、平和構築者を育成します。

職業奉仕 Vocational Service

ロータリーの第二奉仕部門

「職業奉仕」というのは、各ロータリアンが自分の職業の尊さと有用性を、そのクラブの他の会員たちに説明しなければならない時には、良く説明してあげることをはじめとして、就職相談、職業研修、および職場で高い職業道徳の奨励など、活動分野に関連したプロジェクトを実施する際の、クラブの責任を意味します。

ロータリアンが職業の尊さと価値をクラブのほかの会員に示す機会であるとともに、キャリア計画、職業研修、職場での高い道徳的水準の推進といったプロジェクトを実施するというクラブの責任でもある(『手続要覧2007年』P283)。

職業奉仕は、クラブと会員両方の責務です。

「職業奉仕に関する声明(Statement on Vocational Service)」、「ロータリアンの職業宣言(Declaration of Rotarians in Businesses and Professions)」など、詳細は『手続要覧2007年』P79に譲りますが、「四つのテスト」(The Four-Way Test)に、職業奉仕の精神が生きています。

具体的には、各会員の職業を生かし、青少年に対し職業指導(Vocational Guidance)として就職相談を行ったりしています。
特に日本では、職業倫理についての関心が高く、「職業奉仕こそがロータリーのロータリーたるゆえんである」と言われています。

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